生きる糧

2002年11月6日
人にはそれぞれ理想像がある。若いうちは、自分の夢も現実感を帯びていないことが多い。特に自分を鑑みると、いかに自分が具体的な生活内容に自分の生活を結び付けられなかったことがわかる。私は、経済的関係の中に自分の身をおくことが昔から苦手だったし、今も苦手だ。とりあえず、自分の中には、ずっと育んできた苦闘をしながら手に入れてきた夢がある。

その中の一つに、世界中どこでも生きていける能力を身につけるということがある。正確には、通過点の目標だけど。

海外で仕事をしてみたくて、さしたる能力もなく
ロシアに体一つで飛び出し、何の自信の裏付けもなく、行った先で大学の日本語教師をしてみたのはいいが、大学との折衝で挫折したことを考えると、自分の能力をきちんと身につける努力がいかに必要かを考えさせられた。人は、成長していく内に自分がどんなことで糧を稼いでいくかということを考えるけれど、私は少し人よりも遅かったし、自分が生活の中で、単純に生活に役立つことをするということを怠ってきたと思う。これは日本の「勉強ができればいい」「暗記教育」の中の弊害でもあるというのははっきりしている。生活と自然といかに切り離された教育の中で育ってきたということが、どう自分が世界と関わっていくかということがわからなくなっているわけだ。しかし、「実学」というより「経済的効果があるというだけのものを学ぶ」というのも、同様に、人間の精神の「精神的に発展しようとする衝動」を闇夜に送り込むことになるのは確実で、賛同できない。私は自分で自分を再教育しなければならないけれど、後の子供達には、こういったやんだ教育が行われないことを望みます。

で、私の目標に戻ると、現在の形として、日本語教師を、またコンピューター関係の技能を通過点として身につけるという目標ができた。日本人ということをいかしての有利な立場で仕事を得られやすいもの、言語の習得に関係なく、どこでも仕事が収入が得られやすいもの、そして時間上の制約、できるだけ早く身に付けられるものを探したときにこれが出てきたのです。そうすれば、世界中どこの国でも生活ができるだけの仕事がとりあえず見つかるかもしれないと思っています。


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